内臓脂肪は男性が多い 内臓脂肪は、男性の方が女性より腹筋が発達しているので、体質的に内臓脂肪がつきやすいというようになっています。 内臓脂肪は、筋肉を動かす熱源として使われるので、脂肪酸の出し入れがしやすく、代謝が活発です。ということは、皮下脂肪と比べて、運動などである程度までは楽に落とすことができるということになりますね。 男性と女性では、筋肉が男性の方が多い体質になるので、体脂肪率が同じ男性と女性であれば、男性の方が女性より内臓脂肪が多くついているということになります。男性が中年を迎えるとお腹周りが出てくるというのは、このせいかもです。 内臓脂肪が多すぎるかどうかの目安としては、ウエストサイズがどれくらいあるかも参考になります。 内臓脂肪の多さに絡んで、厚生省がメタボリックシンドロームという言葉で警告していますね。 内臓脂肪が多いかなというのは、男性の場合ウェストサイズが85cm以上、女性の場合は90cm以上あれば、内臓脂肪が多いかな?という可能性がありです。 男性の方で、お腹回りが結構ある割に手で皮下脂肪がつまめないようであれば、内臓脂肪の可能性が大なのです。 内臓脂肪とは 内臓脂肪とは腹筋の内側に付いた脂肪のこと。 内臓脂肪は、血管に入り込みやすく、生活習慣病の危険因子により強い関係があるといわれている。ホルモンの関係で、女性よりも男性に蓄積しやすい、加齢と共にさらに蓄積しやすくなるという特徴がある。 内臓脂肪ができてしまうしくみというのは、 まず食物等栄養がエネルギーなどに使われず、余分に摂ってしまった炭水化物や脂肪、糖分は体内で中性脂肪となる 肥満のメカニズムは、太った中性脂肪が増殖し、皮下と内臓の両方に蓄積されていくもので、このうち皮膚のすぐ下に蓄積される脂肪が『皮下脂肪』である。 内臓脂肪は、皮膚よりずっと深い内臓の周囲に付着する脂肪が内臓脂肪だ。 皮下脂肪は、内臓の保護やエネルギーの貯蓄といった重要な役割がある一方、必要以上の量を蓄えれば、内臓を圧迫するなどの悪影響が出てくる。 しかし、皮下脂肪よりもさらに身体に重大な影響を与えるといわれるのが内臓脂肪 内臓脂肪 型肥満 内臓脂肪 型肥満は、別名リンゴ型肥満といい、上半身からお腹周りを中心に脂肪が過剰に分布していて、お腹の周りがリンゴのように膨れた形状となるためこのように呼ばれている。 外見的にはやせて見えても、実は内臓脂肪がたくさん付いている、いわゆる“隠れ肥満”も、内臓脂肪 型肥満、リンゴ型肥満の部類に入る。 内臓脂肪 型肥満の可能性があるのは、以下のようなひとです。 BMIが25以上の「肥満域」にある人で、お腹は出ているが皮下脂肪をたっぷりつかめない人 ダイエットに失敗してその後リバウンドした人 学生時代にスポーツをやっていてやめた人 日本人の場合、ウエストが男性で85cm以上、女性は90cm以上の人 内臓脂肪は普通預金?内臓脂肪は「普通預金」、皮下脂肪は「定期預金」と言われるように、皮下脂肪は落ちにくい、内臓脂肪はつきやすく落ちやすい性質がある。 内臓脂肪 型肥満は、「ベルトの穴が増えると寿命が縮まる」と言われ、また、 内臓脂肪は、男性や更年期以降の女性に比較的多く、余分なエネルギーの貯蔵庫です。生活習慣病とのかかりが深いので要注意です。 内臓脂肪と病気 内臓脂肪のつき過ぎは、どんな病気を招くか?内臓脂肪のつきすぎは、糖尿病、高血圧症、高脂血症などを併発させやすく、またこれらの病気は、動脈硬化を引きおこしやすいのです。 動脈硬化の患者は糖尿病、高血圧症、高脂血症、内臓脂肪型肥満(上半身肥満)を併せ持っているケースが大変多いといわれています。このような状態を「死の四重奏」と呼んでいます。 これまで「死の四重奏」や「シンドロームX」と呼ばれ、すべてバラバラの要因で引き起こされると思われていました。 内臓脂肪が、すべてに大きく関与しているということが、最近の調査研究で分かってきたのです。 内臓脂肪の蓄積により、生活習慣病が起こりやすくなった状態を、「メタボリックシンドローム」と呼びます。

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